ブリットチェスター氏原稿要約
不動産投資先で世界第1 位の地域に輝いたのはニュヨーク市である。今年第1四半期における同市への投資額は142 億ドルを突破した。これは第2位の2倍に当たる数値である。
不動産投資先トップ10
リアルキャピタルアナリティックスより
第2位は昨年のロンドンを抜いてロサンゼルスが躍り出た。南フロリダも第5位に躍進した。トップ10のうち米国は8つの地域を占めた。トップ30の内米国が20地域を占めた。
シカゴは人口で全米第3位であるが、表では第10位、米国地域において第8位と不動産価格が伸びていない。
ロサンゼルスが伸びた要因は海外からの投資によるものである。ロサンゼルスが持つ魅力に加えて、多岐にわたる業種が集まる経済が投資家にとって必要な安定感を与えたようだ。データを提供したリアルキャピタルアナリティック社副社長ジムコステロ氏は「ロサンゼルスは海外、特にアジアからの投資が多かった。海外からの商業不動産投資ではカナダが第1位で、ロサンゼルスにおいてもこのトレンドは同じである。」と述べている。
海外では東京、ベルリン、パリはいずれも20 億ドルを超える売上を記録した。
不動産投資先第11位−25位
南フロリダ、ヒューストンは昨年に続いて大きな伸びを示している。マイアミでは現在24棟の高層ビルが建設中である。ヒューストンは原油価格下落により不動産の動きが今後どのように動くか注目される。
調査対象はオフィス、店舗、工業物件、アパート、ホテルのカテゴリーで、売買価格は1000万ドルを超えたものに限定されている。対象地域は都市に隣接する経済圏も含まれている。
|