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ルーサイチェルマン氏記事より要約
マーケットリサーチ企業ミルワードブラウン社からこのほど2017年デモグラフィックアドトラッキングスタディーと呼ばれる調査結果が発表され、不動産仲介企業では19年連続でセンチュリー21が最も消費者に知られたブランドに輝いた。
同調査は米国1200人に家の売り手と買い手を対象に行われた。センチュリー21社は回答者中94％がその名前やロゴを見たことがあると答えている。続いてリマックス（RE/MAX）社が89％、ケラーウィリアムス社が52％となっている。
1. センチュリー21 94％
2. RE/MAX 89％
3. ケラーウィリアムス 52％
4. レッドフィン 38％
5. バークシャーハザウェイ 38％
6. ウェイチャート 19％
7. リアルティーエグゼクティブ 13％
8. リアルリビング 6％
さらにブランドの内容・サービスの質や消費者が持つイメージについての質問に対して、センチュリー21が32％でトップ、次いでRE/MAXが27％、リアルリビングが23％、ケラーウィリアムスが12％となっている。
1. センチュリー21 32％
2. RE/MAX 27％
3. リアルリビング 23％
4. ケラーウィリアムス 12％
5. レッドフィン 11％
6. リアルティーエグゼクティブ 11％
7. バークシャーハザウェイ 10％
8. ウェイチャート 10％
センチュリー21社COOグレッグセクストン氏は今回の結果について「当社ではエージェント向けの
ビジネスプラットフォーム、全米向けマーケティングキャンペーン、独自のオンラインツール、スポンサーシップなど数々の試みを行なっている。その効果が今回の結果につながっていると考えると光栄である。ブローカーやエージェントのサポートをすることにより、消費者が提供される数多くの情報から正しい判断が可能となり結果として我々のブランドを信頼していただければ幸いである。」と説明している。
同社では今年初めより「アプリではない（Not An App）」と呼ばれる広告キャンペーンを推進している。これは家を売り買いするときに重要なのはアプリの出来ではなく、顧客とエージェントとの人間関係でありコミュニケーションであると訴えている。夜電話に出てくれたり、家にこまめに足を運んでくれたりするのはアプリではなくエージェントであるという。
センチュリー21社が全てのカテゴリーで圧倒的にトップであるというわけではない。評価基準によって各社のランキングが異なる。リアルトレンド社「米国ベスト不動産エージェント」ランキングによるとRE/MAX社が3年連続トップとなっている。トップエージェントと認められた全米12571人のエージェント中約20％に当たる2506人が同社エージェントとなっている。同社はエージェントが基本的にフルタイムであり、一人当たりのクオリティーや経験の豊富さを売りにしている。
RE/MAXは全世界で11万人以上のエージェントが活躍している。同社の宣伝には「RE/MAXは全世界で最も売り上げの大きい不動産仲介企業であり、世界100カ国以上にエージェントがサービス提供している。グローバルサービスでは他社を大きく引き離している。」と強調している。
ケラーウィリアムス社は業績の良いエージェント数を強調する。リアルトレンド社「サウザンド」と呼ばれるエージェントの成績ランキング（成約件数）で同社がトップに輝いた。リアルトレンド社で全米リアルエステートエージェントティームトップ250を発表したが、そのうち89チームがケラーウィリアムス社からであった。同社は89全チームで昨年39709件成約している。
また同社はトレーニングマガジン誌でトレーニングプログラムが充実していることでトップになっている。
全米不動産協会（NAR）によると全米大手チェーン32のうちケラーウィリアムス社がエージェント数で11万人近くに達しトップとなっている。ついでコールドウェルバンカー社が86000人、センチュリー21社が53000人となっている。
しかしオフィス（店舗）数ではセンチュリー21社は減少傾向にあり、一方コールドウェルバンカー、RE/MAX各社は増加傾向にあるという。ケラーウィリアムス社はほぼ横ばいになっている。
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